代表特集

禪空館 館長

河野 努 

日南市にあった空手道場が私の原点

空手を始めたきっかけは、8歳くらいの時にボクサーになりたくて(笑)
それでボクシングジムを探したんですけど地元にはなくて空手をはじめたのがきっかけですね。

日南市にあった空手道場が私の原点なんですが、兎に角時代もそうなんでしょうが、今では考えられない程の稽古が多かった事を思い出します。

 

例えば、一周400メートル程ある道場の周りの道路を6時から9時までずっとうさぎ跳びで飛んでましたし、小学5年ぐらいのときは、本瓦を7枚割らされました。というより割るまで帰してくれませんでした。

ほかにも足が打撲で腫れあがったときにはサンドバックを思い切り蹴って「その方が治るし、今よりも倍強くなるんだ!」と教えられて(笑)
それを本気でやってました。

楽しくて仕方なかったです。強くなると思えば

私は元々、空手で培われた体力のお陰で脚も速くなり、それで体育推薦で高校もいきました。
その体力を武器に競輪学校に受かり、競輪選手として14年間競技生活も経験しました。
空手の練習で兎に角、きついことは当たり前ですが楽しくて仕方なかったですね、強くなれると思えば。

指導者となった自分がいま稽古で意識していることは自分で考えて稽古すること」それから相反しますが「冷静に熱く身に付けさせること」ですね。
また協会の先生方と知り合えたことで更に学ぶことも多くて協会に入って良かったと思います。

空手は仕事によい影響を与えてくれる

空手を続けてきたことで、例えば仕事の営業先で空手を何十年も続けていることを話すとそれだけで信用されることが多くて私自身、空手は将来の仕事にまで繋がることを実感しました。

今後空手はもっと普及していくでしょうし、また将来の仕事にまで繋がるよう業界のパイプ造りをしっかりやっていかねばならないと思います。
そのためにはもっと人脈を広げ、信頼を築き、頼られる存在の空手家へと変わらなければならないですし、育てていかねければならないと思います。 押忍